【小畑川魚観察会―中流編― 報告】
■日時:2023年9月16日(土) 9:00~11:00 気温:9:00 32℃
■場所:小畑川中流
中河原橋東詰の上里南ノ第二公園(スーパーマツモトに隣接)に集合
⇒ 橋を渡り上流200m地点へ移動 ⇒ 魚とり ⇒ 魚観察、解説、質疑応答
■参加者:8家族21名
■スタッフ:北野、東、中川、稲垣、川村、杉村、古澤 ※挨拶:宮崎
■見つけたもの:スッポン、スッポンの赤ちゃん、カワムツ、カワムツ幼魚多数、オイカワ、ドンコ、カワヨシノボリ、カワイトトンボのヤゴ、ハグロトンボのヤゴ、サナエトンボのヤゴ、ミナミヌマエビ、ウシガエルのオタマジャクシ(後ろ足が残っている)、ハラビロカマキリ、カヤネズミの巣など。
9月中旬というのに大変高い気温で、川は日陰もない場所だったので、公園の木陰で注意事項を伝えました。令和5年6月1日から規制がスタートした条件付き特定外来生物の話なども重要なため、時間をかけてわかりやすく伝えました。アメリカザリガニとミシシッピアカミミガメの飼育はできるけれど野外に逃がさないこと、最後まで責任をもって飼うことを説明。
9:30、川に入るとさっそくスッポンがとれ、大騒ぎ!
その後は親子で魚捕りに夢中になっていました。捕り方のコツを教えてもらってどんどんうまくなり、どの親子もたくさんの魚を捕まえました。
10:30から捕った魚を水槽に移して、全員で観察。春の観察会(5/21)とは様子が違いました。カワムツが多数(稚魚多数)。ミナミヌマエビ、カワヨシノボリ、トンボのヤゴの数がぐっと減り、5/21には捕れなかったウシガエルのオタマジャクシが捕れました。
スッポンのインパクトは絶大でした。体調約20㎝。鋭い目つき、尖った口、長く伸びる首、カメとは違う甲羅、水かきのついた足、3本の指。
「咬まれるから触らないでよ」と声をかけるも、興味深々の子どもたちはバケツを取り囲んで離れようとせず、「初めて見たよ」「うわー、キリンの首みたいに長いよ」と観察を続けていました。隣のバケツのスッポンの赤ちゃんを代わる代わる触ってみて、「柔らかいね。」「かわいいね。」と甲羅を撫でていました。
水分補給の声かけ、観察会の時間短縮により、体調不良もケガもなく、無事に観察会を終えることができました。
(報告:古澤)
【参加者の感想】
🐡初夏の6月頃はゲンジボタルも飛んでいて、子供達と毎年見に行っています。川に入ったのは今回が初めてで、入る場所が分かったので、来夏は川に降りてホタル見に行きたいと思います。(長岡京市40代)スッポンが面白かった。ぷにぷにして可愛かった。(7歳、3歳)
🐡川で魚をとることがないので張り切って参加しました。カワムツが採れてとても嬉しかったです。すっぽんを初めて見れたし、甲羅が柔らかくてびっくりしました。カマキリが水の中にいた理由を会の人に教えてもらって、おもしろかったです。また、絶対参加したいです。(長岡京市 8歳)
🐡水が綺麗で大きい魚も居たから驚いた。(長岡京市 40代)
🐡川の中を歩くのはツルツルして怖かったけど、石をのけると魚が居て、網にかかってくれるのが楽しかったです。(4歳)
🐡今回初めての参加になりますが色々な川の生き物を捕まえることができてすごく楽しい時間でした。 近くの川ではエビとか捕まえることはあるものの他の生き物はなかなか捕まえることが出来なかったのですがサカナやヤゴなど、初めて捕まえることがてきた生き物が多く、終わりの時間になっても帰るのが惜しい感じでした。 また参加出来ればと思います。(長岡京市 30代)
🐡楽しかった。またやりたい。(5歳)
🐡いつも楽しいイベントを企画いただき、ありがとうございます。今回は、最初のワナをあげるときが息子共々とても興奮して、ドキドキしました。川に入ると小魚がとても多くて、息子も沢山捕まえられて嬉しそうでした。暑い中でしたが、夢中になって生き物探しができました。参加者の身体を気遣って運営いただき、有り難かったです。今後も楽しみにしています。(長岡京市 30代)
🐡コンクリートで沿岸を固めると水温が上がって魚が住みにくくなるなど、色々と勉強になりました。特定外来種など気をつけないといけないことも新たな気付きでした。(長岡京市 40代)
🐡沢山の小さい魚を取ることができて楽しかった。大きなすっぽんを近くで見ることができて驚いた。またすっぽんの赤ちゃんも可愛かった。今度はもう少し大きなサイズの魚を捕まえてみたい。(8歳)
🐡はじめての参加だったが、家族でとても楽しめた。事前に仕掛けていただいていた網に、すっぽんが掛かっていたことがイチバンの驚きだった!特定外来種のお話などもあり、子供たちだけでなく、大人も勉強になった会でした。(向日市 52歳)
🐡魚がいっぱいいたので、とり放題かなと思ったのに、すばしっこくてつかまえるのが難しかった。大好きなオタマジャクシがいたり、めずらしいエビがいたりして、すごくおもしろかった。スッポンはちょっと怖かったです。(向日市 8歳)
🐡この度はじめて参加させていただきました。暑い日でしたが、水分補給の声掛けをくださったり、休める場所があったりと、安心安全だなと思いました。最後に生き物を観察した際、便利な道具などもご紹介下さり参考になりました。会員になりましたので、今後の活動にも色々と参加してみたいと思います。(向日市 37歳)
【小畑川魚観察会―下流編―報告】
▶日時:2023年7月22日(日) 9:00~11:20 快晴 気温:35℃
▶場所:淀川河川公園大山崎地区 桂川との合流地点より少し上流の場所
▶参加者:親子10組 29名
▶指導:東 スタッフ:北野、川村、稲垣、古澤
▶見つかったもの:オイカワ、ナマズ、アメリカザリガニ、ヌマエビ、ミナミヌマエビ、トンボのヤゴ、ブラックバス、カエル、カワイトトンボ、シマヘビ、トノサマガエル、ハグロトンボ(成虫、ヤゴ)、コオニヤンマ(ヤゴ)など。(報告:古澤)
▶参加者の感想
🐡普段家族で行く事はない場所で、獣道をかきわけて行くのが、息子は冒険の様で楽しかった様子でした。蚊のいない広い浅瀬で安心して魚探しができて、時間が足りないくらいだったと主人も楽しんでいました。次の参加も楽しみにしています。(Sさん 母)
🐡息子二人(6才と8才)と妻と参加させていただきました。
川での虫取り、魚とりを子供にやらせてあげたことがなく、何かいい機会がないかと思っていたところに、今回の企画を知り、参加させていただきました。
自分自身は子供のころ鴨川でよく遊んでいたのですが、長岡京市に移ってよさげな川を知らなかったので、川をよく知ってられる方に教えていただきよかったです。昨今、川の事故が多く報道されているので、勝手の知らない場所で川遊びをさせるのは躊躇しておりました。
子供たちも楽しかったと言っております。
なかなか魚や虫を捕まえるのは難しく、うちの家の釣果は稚魚のような小さな魚やヤゴを捕まえた程度でしたが、楽しんでくれたようです。
上の子は大分集中して探していましたが何も捕らえられなかったのが大分悔しかったようです。
私としても水深の浅い所だったので、安心して楽しむことができました。
最初に会の方に淵の危険性や、溺れる理由、川での経験談をとても興味深く聞かせていただきました。子供にリアルな話を聞かせていただき、小さいながらも川の危険性を理解したようで、よかったです。
また次の機会も参加させてもらえればと思っています。長岡京市に居を構えて、乙訓の自然環境にも意識が向いてきましたので、子供ともども注目していきたいと思っております。(Yさん 父)
【小畑川魚観察会報告】
5/20予定でしたが、5/19にまとまった雨が降って川の水が増水したことにより、
5/21に延期して行いました。
カワヨシノボリ、ドンコ、ミナミヌマエビ、トンボのヤゴなどを捕って観察しました。
■日時:2023/5/21(日) 9:00 中河原橋東詰の上里南ノ第二公園(スーパーマツモトに隣接)に集合
■天気:快晴 気温:28℃
■指導:北野、スタッフ:丹下、中川、川村、古澤
■場所:中河原橋上流200mの通称三角公園に移動し、企画者北野が諸注意などのオリエンテーションをして、さっそく川に入りました。捕り方がわからない子にはスタッフが丁寧にレクチャー。
「草むらに網を当てて“ガサガサ”すると捕れるよ。ほらこうして。やってごらん」と促すと、
さっそくトンボのヤゴやヌマエビなどが網に入り、子どもたちの歓声があがりました。
子どもたちだけではありません。保護者のみなさんも真剣!
「これ、なんでしょう?何かの卵をみつけましたよ!」と嬉しそうにまわりに見せてくれるお父さんもいました。キラキラと金色に光る、先のとんがった小さい卵。
「カワヨシノボリの卵ですね」とスタッフが説明すると、
「乾いたら死んでしまうから水の中に入れとこうか」という子どもたち。
約1時間、魚とりをしたあとは、スタッフ丹下、中川から生き物の説明、質疑応答。
積極的に質問する子もありました。事故もなく無事に終了しました。(報告:古澤)
■参加者:親子13組(28名、うち子ども14名)
■見つけたもの:ドンコ、カワヨシノボリ、カワヨシノボリの卵、サナエトンボ科のヤゴ、コオニヤンマのヤゴ、ナガオカモノアライガイ(京都府絶滅危惧種)、カワムツ、ミナミヌマエビ、ハグロトンボのヤゴ、コヤマトンボのヤゴ、アメンボ、カナヘビ、コガネムシ、トノサマガエルなど
■参加者の感想
🐡魚の観察会は昨年初めて子どもと参加させていただきました。昨年の観察会で捕ったドンコをいまも子ども達が水槽で大事に育てていて、すっかり魚好きになりました。ドンコもとても大きくなりました。今回の観察会もお天気もよく、水も綺麗で魚やエビが沢山とれ、子どももとても楽しんでいました。安全に川遊びができて魚がとれるポイントは素人では中々見つけられないので、今後も色々なポイントで観察会を開いていただきたいです。(6才男子の父)
🐡採り方を教えてもらいながら、いろいろな川の生き物を見られて楽しかった(10才男子)
🐡みんなで採った魚や生き物を集めて、会の方が説明してくださり勉強になりました(10才女子)
🐡息子が網を片手に川の生き物を夢中で採ったり、初めて見るドンコや小魚に興奮したりと充実し
た時間が過ごせました。生活しているすぐそばにあのような多くの生き物がいることにも驚きです。次回も楽しみにしています(8才男子の母)
🐡最初は川の水が冷たく感じ、息子も少し嫌がりましたが、他の皆さんがガンガン魚探しをしてい
る様子につられて、網を使えるようになって楽しそうでした。魚は採れませんでしたが、ヨシノ
ボリの卵を見つけることができました。貴重な体験をありがとうございました(4才男子の父)
■全体を通じて感じたこと,反省点(次回に申し送ること)
20日(土)に行う予定を18日から19日にかけての雨による増水・濁りから予備日の21日
に変更した。川幅、水量、河床の起伏がある小畑川での魚観察会は初めてだったので、下見や進入路の草刈りを行うなど安全に注意した。予想より魚類が少なかった。増水の影響があったのか、実施時期が早かったのか課題である。(責任者北野)
【活動報告】
小泉川魚観察会(秋編)
6月11日の観察会が好評で、また企画してほしいという要望が複数あり、秋の観察会を行いました。
◆日時:2022年10月1日(土)9:00~11:30 快晴 気温31℃
◆場所:小泉川(小倉橋より約300m上流)
◆講師:地域環境計画の浦島さん、石山さん
◆スタッフ:東、古澤
◆参加者:親子7組18名(うち子ども9名)
◆内容:小泉川で魚や水生生物を捕り観察会
◆見つけた生き物:イシガメ、アメリカザリガニ、オイカワ、カワムツ、カワヨシノボリ、ドンコ、アカハライモリ、ナガオカモノアライガイ、シジミ、トンボのヤゴ複数(コオニヤンマ、ハグロトンボ、コシボソヤンマ、サナエトンボなど)、カマキリ、バッタ、カメムシなど。
◆参加者の感想:今回初めて小泉川の鑑賞会は参加させて頂いたのですが、楽しかったです。普段サイクリングで子供と小泉川はよく来るのですが、川には入ったことはありませんでした。あんなにたくさん魚やエビやヤゴを簡単に捕まえて観察できるとは思っていなかったので、すごく勉強になりました。来年も参加したいと思います。(山根さん)
前回と2回続けて参加させていただきました。参加以前にも、子供とよく川遊びで魚の捕獲をしてましたが、やはり素人なのでどの様な飼育環境下の魚なのかよくわからず、家に持ち帰り飼育しても死なせたりしていたのですが、専門家の方の説明を受ける事ができ、前回に捕獲した魚は今のところ飼育出来ています。また前回はトンボの幼虫がよく捕れましたが、今回は捕獲出来ませんでした。成虫になって今目の前を飛んでいるトンボになったんだと、改めて実感出来る瞬間だったように思います。希望ですが、また勉強会の様な形にされるのでしたら是非参加させてください。また、違う魚種も捕獲してみたいので、小泉川以外での活動も希望します。ありがとうございます。(船田さん)
【活動報告】2022.6.11 小泉川魚観察会
■日時:2022年6月11日(土)9:00~11:00
■場所:小泉川(小倉橋より約300m上流一帯)
■天気:曇り(降水確率50%)
■講師:地域環境計画の浦島さん、石山さん
■責任者:東
■スタッフ:中川、川村、古澤、
関大イビューサ川村さん、西田さん
■参加者:親子11組26人(うち子ども13人)
■見つけたもの:イシガメ、ミシシッピアカミミガメ、カマツカ、オイカワ、ドンコ、ムギツク、ヨシノボリ、ヌマエビ、アメリカザリガニ、コオニヤンマのヤゴ、コシボソヤンマのヤゴ、ハグロトンボのヤゴ、オナガサナエのヤゴ、コヤマトンボのヤゴ、ホタル幼虫、ホタル、シジミ、カワニナ、ナガオカモノアラガイ、トノサマガエル、ガガンボの幼虫など多数。
■参加者の感想
・今日はお世話になりました。初めて参加させていただきましたが、すごく楽しかったです。大人も勉強になりました。子供もまた行きたい!色んな魚が見れてすごく楽しかった!と、大満足でした。感謝です。
今後のイベントもチェックさせていただき、参加させてもらいたいと思います。楽しい時間をありがとうございました。(鳥居さん)
・息子は水の生き物が小さい頃から大好きで、川でガサガサするのを憧れていました。昨日は初めてで緊張していましたが、とても楽しく川に入りガサガサ出来て、機会があればまた参加させていただきたいです。網も貸していただいてありがとうございました。(池田さん)
・ハグロトンボのヤゴやカワエビがこんなに多く生息していることに驚きでした。なかなか魚が採れないことに焦っていましたが、孫と連携プレーで網を挟み撃ちにしたところ、一度にカワムツやオイカワが5匹も入り孫も大喜び。専門家の方々が事前に採っていただいたカメや各種川魚、水生生物などを大きな水槽に入れて、各生態を子供にも分かりやすく説明していただき、孫は大変勉強になったようです。また採りに行きたいと小泉川が大好きに。私も何十年振りの魚取りを楽しみました。ありがとうございました。(北野さん)
・楽しい体験ありがとうございました。親子とも貴重な体験ができとても楽しかったです。採集したエビ、魚も元気で毎日観察で楽しんでいます。今後の活動も参加したく思いますのでよろしくお願いします。(水谷さん)
・小さい頃から「ハヤ」「ハイ(エ)ジャコ」と呼んでいた魚が、カワムツ、オイカワ、ムギツクなど分かりました。実際に現物を見ながら説明してもらうと、図鑑で見るのとは全く違う次元で理解できました。腑に落ちるという感じです。 持って帰ったカワムツ6匹は、食物の為の溜め水に湧くボウフラ対策として役に立ってもらっています。(八幡さん)
◆日時:2019年8月4日(日)9:15~11:00
◆参加者:7家族17名、スタッフ6名(松方、橋屋、濱村、篠原、篠田、古澤)総計23名
◆コース:小倉橋上流150m(西山天王山駅から5分)に集合 →説明 →小泉川へ入って魚とり →※しかけ網に入った魚の観察 →上流の新川向橋へ移動 →当会が管理しているビオトープの紹介 →小泉川の魚道の説明 →→小泉川へ入って魚とり →※しかけ網に入った魚の観察 →西条公園でまとめの会、感想文記入、解散
◆観察できた生き物:オイカワ、カワムツ、ドンコ、カワヨシノボリ、クサガメ、イシガメ、モクズガニ、タニシ、シジミ、ヤゴ、スジエビ、ハグロトンボ等、多数。
※しかけ網・・・・河川レンジャーが調査のために仕掛けることを許可されています。
本日の魚観察会は猛暑の中でしたが、熱中症に気をつけて時間を短縮して実施しました。
小泉川倶楽部のメンバーに加え、水生生物調査グループの大学生と中学生がスタッフとして参加し、無事に終了できました。小泉川に入り、魚を追いかけながら、魚とりの体験をしたことは、子どもにとっていい経験になったことでしょう。なにより猛暑の中で、熱中症対策の声掛けをしながら安全に観察会を終えられたのが一番です。解散後に再び川に入って魚とりをしている親子(母子)がありました。参加者に喜んでもらえて、やった甲斐がありました。(松方)
【参加者の感想】一部を紹介
* 15センチもあるドンコをつかまえたのは初めてです。川がいろいろ整備されていることがわかりました。小泉川はきれいに保たれていてうれしいです。いろいろな種類の生き物を見ることができて楽しかったです。小泉川の歴史も聴けて興味深かったです。
*楽しかった。ドンコの歯が鋭かった。モクズガニが見れてよかった。近くの川がきれいで、生き物もたくさんいてよかった。ずっとこのままで保全できるよう協力していきたい。
*初めてきた川だったが思った以上にきれいな川でたくさんの魚を見ることができてよかった。カワムツが婚姻色で変色していたのが印象的だった。
* 2年連続の参加です。楽しかったです。小さい魚もたくさんいたし、きれいな魚もいました。モクズガニもうれしかった。魚道や木の護岸も近くで見ることができたのもよかったです。