【活動報告】2022.7.17
きのこ観察会 「約60種のきのこをみつけた!西山の森の豊かさを実感」
■日時:2022年7月17日(日)9:00~12:20
■コース:光明寺山門→儀仗池→放生池→光明寺
■指導:畑中俊美、木村哲子 補助スタッフ:川村久美子、古澤登美代
■参加者:15人(うち子ども3人)
■行事内容 行動:
きのこの観察を通し西山の豊かな自然に関心を持って頂き、自然を大切にするきっかけになればとの思いで実施した。9時に山門前に集合、暑いので涼しい木陰に移動し、今回のきのこ観察会の目的や、観察上の注意等を伝え観察を開始した。各自、きのこ目になりゆっくりと探して頂いた。雨後だったので斜面にはたくさんの小さなきのこが発生していた。参加者が見つけたら声をかけて頂くことにし、その場で全員で観察した。その都度、そのきのこの特徴や判別するポイントなどを説明した。
当初は採集して同定会場(蝶の森)で説明する方針だったが、天候や子どもの年齢も考え、生えている状 態をしっかり観察して頂き、その場での説明に変更した。またいつでも質問に応じた。
■見つけたきのこ約60種(代表的なものは太字):ツルタケ、イロガワリキヒダタケ、キヌガサタケ、クモタケ、キツネタケ、シロイボカサタケ、ナギナタタケ、コイヌノエフデ、オオホウライタケ、コウジタケ、コテングタケモドキ、ナカグロモリノカサ、シロハツモドキ、カバイロコナテングタケ、アシボソニガイグチ、アイタケ、ニオイコベニタケ、ニッケイタケ、カワリハツ、スエヒロタケ、ヘビキノコモドキ、フクロツルタケ、キイロイグチ 他
■全体を通じて感じたこと:
参加者の皆さんは大変熱心な方が多く、興味深く取り組んでくださった。また皆様楽しんでくださったようで実施して良かったと思う。特に参加した小学生が次々に見つけて質問してくれたのも印象に残っている。お父さんも積極的に探してくださった。親を通して自然への関心が深まっていく事を実感した。
地味なきのこ観察ではあるが、みんなで行くとたくさんの目で多くの種類が見つかるので楽しい。
やはり西山はきのこも多様なものが発生し奥が深い。今回も参加者が見つけられた2種が初めてのものでありなかなか見当がつかない。(愛らしいピンクと赤紫色の小型菌、ピンクはイッポンシメジ属と判明)
(報告:畑中)
■感想
・本日はきのこ観察会でご指導いただき、ありがとうございました。きのこについては、家内の方が勉強熱心ですので、門前の小僧状態ですが、畑中様木村様の知識の豊富さと観察眼に大いに刺激を受けました。特にコイヌノエフデは初見で名前のかわいらしさと形状の特異さで印象に残りました。タケハリカビの胞子嚢も写真で見るととても美しい。桂川近辺ではすでに終わったキヌガサタケを見ることができたのも良かったです。さすが竹の里西山です。(西納)
・2歳と6歳の子どもが楽しんできのこを探していました。思ったよりたくさんの種類のきのこを見つけることが出来、勉強になりました。専門の先生がいないとの事でしたが、充分に専門的な内容でよかったです。(村田母)
・いつもよくランニングをしている道でゆっくり歩いて色々なきのこが見られてよかったです。
きぬがさたけや黄色いきのこが見れてよかったです。いのししの道も知れてよかったです。(村田父)
・きのこのなまえをおしえてくれてありがとう。(むらた)
・ほどよい人数で、歩きながら説明を聞くやり方が良かったです。私にとっては新しいコースで竹に囲まれた道が気持ちよかったです。多種類のキノコが見られてラッキーでした。できれば今日出会ったキノコの名前の一覧をホームページに載せていただくと図鑑で調べたり自分の写真で確認できるのでうれしいです。(江川)